IDEとSCSI


IDEとSCSIって何の言葉か知ってます?


IDE(アイ・ディー・イー)というのは Integrated Drive Electronics の略で、パソコンのハードディスクやCD-ROMのほとんどが採用しているインターフェイスです。
IDEはPC/ATの内部バス(CPU内部の信号を送るための線のことです)を無理矢理引っ張る形で接続する形になっているので、接続する装置台数は4台まで、使用可能容量は8.3GBまで、接続距離は46cmまでという制限があります。
構造が簡単で、制御用のアダプターカードを必要としないためにコストも安く、容易にHDDに設置できるため、パソコン分野では圧倒的にSCSIよりも利用されていますが、接続可能な装置数が少ないため、多数のHDDを接続させる必要のあるワークステーションやデータサーバー等にはあまり適していません。
そこで,これらの制限を大幅に改良したE-IDE ( Enhanced IDE ) という規格が出来ました.こちらは,


SCSI(スカジー)とはSmall Computer Standard Interfaceの略で、文字どおり小型コンピュータシステム用の標準インターフェースです。SCSIはIDEのようにパソコンのために出現したものではなく、広く小型コンピュータ全般で多くの周辺機器を接続できるよう生まれた、共通の規格です。IDEはPCIバスを無理矢理引っ張って装置を接続させているために色々と制約をもっていますが、SCSIは、専用のデバイスアダプターカードがあれば、各社から出ているSCSI対応の装置に接続が可能です。
現状ではSCSIが事実上のパソコンやワークステーションにおける唯一の標準I/Oインターフェースとなっています。