F1って何
F1とは?
F1というのは4輪モータースポーツの最高峰であり、4輪レーサーの最終到達点です。
1年間17戦(例年3月〜10月)合計でドライバー/チームがどれだけのポイントを取ったか競うレースです。
ドライバーの部(ドライバーズ)とチームの部(コンストラクターズ)の2つのチャンピオンシップを争います。

各チームおよび各ドライバーはレースの結果によって得られる,得点で年間チャンピオンを目指します.
得点は,2003年から,1位10点,2位8点,3位6点,4位5点,5位4点,6位3点,7位2点,8位1点となります.
もしチームのドライバーが1位、2位だったら、ドライバーの得点は1位の人が10点、2位の人が8点ですが、
チームの得点はその合計の18点になります。

この時,ゴール寸前で1,2位が同チームのドライバーで,最後まで1,2位で走れることが解っている場合は,
得点の多いドライバーに勝たせるようにゴール前に順位を入れ替える指令を無線にドライバーに送っていましたが(チームオーダー)
これも2003年からは禁止されました.
見る側にしてみれば,早いドライバーが勝つのが自然ですから,なぜいままで禁止ではなかったのかが不思議です.
出場台数
まずどのチームにも2人の正式ドライバーがおり、基本的に1チーム2台、全12チーム24台でレースをします。
これは毎年FIAという組合に申告、決定されます。

ドライバーはレース毎に選手交代しても問題はありませんが、上で述べたように、得点を争うので、
チームは問題ありませんが、ドライバーはできるだけ連続して出場できるように契約します。
しかし前年の成績があまり良くなかったドライバーは年間のレース数が決められたりします。

また後で出てきますが107%ルールと言って、予選でトップドライバーのタイムの107%タイムより遅かったドライバーは
本レースに出場できない規則があり、必ずしも24台が出場するとは限りません。
しかし、24台より多いレースはありません。
レース日
レースは,金・土・日の3日間かけて行われます.

まず金曜日午前中に練習走行があり,午後に公式予備予選があります.
選手権のトップにいるドライバーから1台ずつ1周のタイムが計測されます.

土曜日は午前中1回練習走行があり,午後公式予選があります.
金曜日の予備予選の遅かったドライバーから順に,1台づつ1週のタイムを競います.

日曜日は午前中1回練習走行があり,午後に本選があります.
予選の意味(これは2003年以前の場合です)書き直せって? はははは....
日曜日午後が本チャンですが、金曜日と土曜日午前中がフリー走行で、
この間にクルマをサーキットの特性にあわせる準備走行をします。
土曜日の午後は公式予選で、この走行の最大4回(予選は1時間で、全12週しか許されていません)
のベストタイムによって決勝レースのスタート順位が決まります。 
スタート位置はクルマが横2列、平面的に見て千鳥で配置されます。
先頭位置のことを「ポールポジション」と呼び、ここにいるドライバーを「ポール・シッター」と呼びます。
レースでちょっとでも前に行くためにはこのスタート位置が重要で、
ほとんどのチームが予選用のスペシャルエンジンを載せてきます。
ピットにいる整備人(「ピットクルー」)はエンジンを30分ほどで載せ換えてしまいます。
ピットにはそれぞれの車のためにガレージがあり、練習走行や、予選のときは車が帰ってくると
車を押してガレージにバックで入れ、整備、点検、部品交換、空力設定の変更などこのガレージの中で行います。
スタート
ちょっと前まではスタートは「スタートシグナル」という信号機みたいなやつのランプが一つずつ点灯され、
全部が点灯したらスタート、だったのですが、
今はその全部点灯したランプが次に一斉に消え、その時がスタートというように変わっています。
運転
F1マシンはいまや走るコンピューターと化しています。
まず通常のシフトレバーはありません。クラッチはありますが、走行中はクラッチを踏まず
(クラッチはスタートの時だけ踏んでいるためセミオートマチックと呼ばれる)
シフトはステアリングの裏左右にレバースイッチがあり、右がシフトアップ、左がシフトダウンと、
まるでパッシングしたりウォッシャー液を出しながら走っています。

が,2004年からはこのコンピュータ制御のシフトが使用禁止になり,以前のように片手ハンドルでシフトレバーでシフトという
形態に戻るかもしれません.(レギュレーションはころころ変わるのでまだよくわかりません)

またステアリング中央部にもカラフルなボタンが並び、それを押したり、ブレーキバランスのつまみを回したり、
さらにステアリングのにぎりの中央部には電池の残量計みたいな発光ダイオードが横1列に並んだ、
いわゆる「タコメーター」もついていたりします。
(F1ドライバーは走行中にステアリングを持ち替えたりしませんから、いつも見えています。)
最近はステアリングの中央部に液晶パネルもついています.
規則
レースがスタートし、いくら先頭を走っていても、レース中各車最低1回は「給油」する規定があり、
ピットに戻らなくてはならないことが決められています。またこのピットに向かう進入路(ピットロード)
には速度指定がサーキット毎に決められており、ここでまたドライバーはステアリングにある
「規定速度走行」ボタンを押しながらピットに向かい、決められた位置に停車します。
タイヤ交換もこの時同時にやってしまいます。だいたい7〜10秒くらい停車します。
ピットで「給油」するようになってからは、ピットクルーもいろいろなヘルメット(顔面全体を火災から守るため)
を着用するようになり、チームによってはものすごくかっこええものや「フェラーリ」のように「赤いダース・ベイダー」
と呼ばれるものまで、なかなか見ていて楽しくなりました。
 さて、2000年からホンダ(とりあえずエンジンだけ)が参戦してきました.2002年からはトヨタがF1に参戦します。
また2000年は名門「ジャガー」が参戦してきましたが,成績はかんばしくありませんでした。
この他にも、規則はまだいっぱいありますが、それはまた。
2002.10.29追記
2002年のシュマッハー・フェラーリの独走によるF-1不人気に歯止めをかけることを目的に,以下の要綱に変更が加えられました.

1.チームオーダーの発行禁止.
   チーム戦略はまあ解らないでもないですが,スポーツという観点からは好ましいものではありません.
   現代のF-1はスポーツではなくビジネスだという露骨なもくろみを見せられる思いがします.
   やっぱりトップで走っているドライバーがそのままゴールするのが見せるF-1でしょう.

2.入賞の改定
   
   しかし,これはチームが1−2フィニッシュした場合,今年より得点差が発生しそうな気がします.
   また,8位まで入賞ということで,中盤の激しい順位争いがいままでより見られなくなりそうな気もします.

3.予選形態の変更
   予選が大きく変わります.
   金曜日と土曜日2回の予選となります.いずれの予選も1台1周のラップ計測です.
   金曜日の予選結果により下位から順に走行します.
   渋滞がないため,純粋に順位が変わるのはいいことですが,予選終了間際のタイムアップ競争がなくなるのは残念です.

4.テストの変更
   FIAが定めたシーズン中のテスト規定を確約することで,各イベント金曜日9時から11時までテスト走行が認められる.

5.タイヤ仕様の規定緩和
   各イベントで使用可能なタイヤはドライが2種類,ウェット1種類とし,ドライタイヤは10セット使用できる.
   この変更で,タイヤメーカーはチームごとに異なる仕様のタイヤを供給してもよいことになった.
   
さらに,開催サーキットに大きな変動があります.
オー・ルージュで有名なスパ・フランコルシャン(ベルギーGP)が,タバコ宣伝禁止により2003年から除外されます.